独逸支部.9 春の特大号 – 無外流居合兵道 頌寶塾

「逍遊録」

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独逸支部.9 春の特大号

今回の『独逸支部便り』は2010年2月から3月までの『一時帰国編』とドイツ支部塾生達が待ちに待った『稽古着到着編』の特大号です。

日本での久しぶりの稽古、舞い上がる気持ちを抑えるのに苦労しました。

今回も長沼先生に集中的に稽古をつけていただきました。

まずは基本の振りを確認。

『力任せの単なる刀の上下運動』から『刀を振る』という動きにするために必要な事柄を徹底的に指導していただきました。

最大の収穫は、組太刀において「過ち」が何を意味するかということを体を通じて教えていただいたことです。

最後の写真のように姿勢が悪かったり、間合いを見誤った場合に何がおきるかは・・・。

皆様のご想像にお任せします!

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日本での滞在中は稽古、卒業論文に使う資料コピー、そしてアルバイトが中心でした。もう少し稽古に参加したいのですが、そうするとアルバイトの量を増やさなければならないし、アルバイトの量を増やすと時差などの関係から稽古にいけなくなるなどのジレンマが生じます。次回はこの関係をもう少し上手く調整できればと思っております。

あっという間に終わってしまった日本での稽古。先生から示して頂いた多くの事柄を胸にドイツへと戻りました。
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続きましては待ちに待った『稽古着到着』の模様をお伝えしたいと思います。

日本から届いた荷物の梱包を解いてみると、そこには無外流、頌寶塾、そして各自の苗字が刺繍された稽古着が。

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『無外流』、『頌寶塾』、『苗字』がどの文字に対応するのかを確認する塾生たち。

厚手の帯をきつく締めるという習慣が無いためか、「くるしい」、「いたい」「きつい」と皆、四苦八苦しております。

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袴の紐を後ろで結ぶのにまた一苦労。しかし段々と様になってまいりました。

しっかりと仕上げを確認しております。

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今回の稽古に参加した塾生を中心に記念撮影。

稽古着を着て早速の稽古です。後姿も以前とは違うような心持がします。

一歩ずつではありますが、確実にハードの面もそろい始めた独逸支部であります。今後の稽古の模様をお伝えできるのを楽しみにしつつ今回の『独逸支部便り』を終わりたいと思います。

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【追伸】

ドイツ支部の花二輪。

日本からのお土産は稽古着を包む風呂敷です。

好みの色を選んでスマイル。

可愛くて元気のいい彼女たちです。

text by 間心(頌寶塾ドイツ支部長)
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