独逸支部.21 秋の合同稽古会 – 無外流居合兵道 頌寶塾

「逍遊録」

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独逸支部.21 秋の合同稽古会

冬の足音が聞こえる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今回は、支部便りでもお馴染み(!?)の居合道団体との合同稽古会の模様をお伝えします。先方の代表から「また稽古をつけてもらいたいんだ」と連絡を頂いたので二つ返事で了承しました。


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マインツから西へと車を走らせること1時間、色づく山並みをご覧ください。以前、「独逸支部.16」でご紹介した秋の景色とは少し違った色合いです。この山を超えた所に目的地があります。町へと下りていくと、山に霧がかかってなんとも言えない良い雰囲気ですが、こちらの紅葉はまだそれほどではありませんでした。

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稽古が行われる体育館。時間は土曜日の12時から18時まで、翌日曜日は10時から13時までと長丁場でした。始まる前の一コマ、皆さん和気藹々と話してはいるものの、どことなく緊張の面持ちです。前回に引き続きドイツ支部塾生のフィリップさんも参加しています。

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まずは基本から、脇が甘くならないように真っ向斬りを丁寧に稽古。集中して黙々と取り組みます。

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次は形稽古に移ります。「突く場所が頭でわかっていてもそこを突く事ができない」と何度も何度も納得するまで繰り返し稽古を続ける姿勢に頭が下がる思いです。少しずつ「形」になってきました。

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「真っ向時に腕が突っ張ってしまう」や「抜刀した後に体が流れてしまう」といった質問に丁寧に答えながら指導していきます。長時間でも全員が気を抜かず最後まで集中して稽古に励んでくれました。

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最後に集合写真を撮りました。「楽しかったけど疲れた~」「また稽古をつけてくれ」と有難い言葉を頂きました。写真左から3番目の男性と隣の女性は親子です。前回の合同稽古会(独逸支部19)の時は反抗期だったため「お父さんと一緒に居たくなかった」との事。

マインツへの帰り道、峠を越えた所からの眺めです。山間部では天気は悪かったのですが、山を越えるとお天道様が顔を出しました。また稽古が出来るのを楽しみに家路を急ぎました。

text by 間心(頌寶塾ドイツ支部長)
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