2012 第4回 塩川杯

塩川杯の前日は、今年最後の連盟講習会です。

岡崎宗家のもと、初心者から五段位までが一緒になって、この一年間の総まとめとして、表之形を学びます。流祖の興味深い逸話を聞いたり、形の動きの中に体術の原理があることなどを実演を交えて指導して頂いたりと、厳しい中にも楽しい稽古です。

朝から夕方まで、たっぷりと講習を受けた後は、審査会です。中には、へとへとになっている人もいます。
こういう緊張する場面では、普段の稽古時よりも上手く体が動かなかったりするものですが、中には不思議と、いつもより上手に見える人もいます。

大会の会場設営を終えて、次は懇親会です。明日は敵でも、今夜はみんな仲間です。

平成21年から始まったこの大会も、早いもので4回目となりました。その間、社会では様々な事件や災害などがありましたが、それらに損なわれることも無く、ほとんどの人達が、今年もこの会場に集結しました。

頌寶塾は参加者の人数がこれまでで最多数となりました。来年は更に増やしたいです。

昼休憩の後、午後の部は師範演武から始まります。今年、頌寶塾の長沼・佐野両師範は刃引きをしていない真剣で無外流太刀打之形を披露しました。また来賓の岩目地先生・松原先生による杖道の演武、塩川尚成先生による糸東流空手道の演武など、目が離せません。

入賞したみなさん、おめでとうございます！

大会のトーナメント戦はあなたの武道に対して他人がつける一つの評価です。逆に言えば評価の一つでしかないということです。
自分の目標をどこに置くかによって様々な考え方ができることですが、地道に稽古を続けるということを侮らず、こういう場では一所懸命に演武をして、頑張っている仲間を応援し、そこにみんなと一緒に自分が居ることを楽しんで欲しいと思っています。

明日から、また自分の目標に向かって進んで行きましょう！