2024春 塩川寶祥照成先生御法要

今回の前乗りデーは常磐道から118号を抜けていくルート。昼の楽しみは、全国丼グランプリで金賞歴のある友部SAの豚丼! 行方産の脂がのった豚さん肉を甘辛のタレにつけて網焼きにし 、ふっくらと炊いた地元産コシヒカリの上に盛り付けます。 名物は総重量1キロのメガ盛り『筑波山』。写真は大盛りです。
明日から彼岸の入り。春まだき川沿いの桜には蕾も見えず(杉の花は満開)。


【3月17日】

翌17日の午前中は居合道の講習会です。 宗家から塩川先生の思い出話をお聞きしながら学ぶひとときは、 楽しい中にも懐かしさや寂しさがあります。

午後からは地元のお寺で法要が営まれます。 塩川寶祥照成先生逝去から早くも10年が経ちました。 ご住職の説法に 「人には2度の死がある」というものがあります。 1度目は本人の身体の死、2度目は他人に忘れ去られるという死。 人間は誰しも1度目の死は免れませんが 、こうして繰り返し法要を営み故人が思い出されることによって 、心の中に生き続けることができます。


那須連峰は残雪の中。塩川先生の法要が過ぎる頃からどんどん春になっていきます。

黒田鉄山先生のこと(ここをクリック)

講習会の時に、宗家も触れていらっしゃいましたが 去る3月3日に黒田鉄山先生が亡くなりました(享年73)。2022年より病気療養されていたようです。私如き泡沫武道愛好家からすれば、メディアを通してしか拝見したことの無い方でした。様々な流派の肩書を背負いながらも独自の道を切り拓いた武道家らしい風貌が印象的ですが、何年も前のインタビュー記事の諧謔的な言葉が心に残っていて、未だに仲間内で話すことがあります。黒田鉄山先生が受け継いでいらっしゃった複数の流派の武術が、その死去と共に歴史の彼方に消えてしまったのかもしれないと考えると、古武道界にとっては大きな損失となりました。合掌。