2015秋 会津合宿

会津合宿2015

第十回會津鶴ヶ城古武道祭
斎藤一忌

平成27年9月21日~22日

■1日目 第十回會津鶴ヶ城古武道祭/講習会■

遠い会津を目指して夜明け前の東京を出発。肌寒いけれど今年も良い天気。
今回は古武道祭からスタートなので、鶴ヶ城へ直行です。

今年で十年目を迎える会津鶴ヶ城古武道祭。今ではすっかり地元の秋の行事として定着しました。
この舞台で演武したいと、武道を始める人も居るそうです。
出場する団体も増えましたが、第1回目で10歳だった参加者が20歳になっと思うと感慨深いです。

古武道祭を無事に終えて、いよいよ合宿本番。講習会場へ向かいます。押し気味の日程。遅い昼食は道々地元の定食屋さんで!急いでかき込んで、さぁ、今日のもう一頑張り!

カメラ係の私も参加したので写真が無いのが残念ですが、四股立ち、前後スクワットなどによる素振りで講習会が始まりました。四股立ちの真向切りはこの半月ほど前の連盟稽古会で経験済み。いや、頌寶塾生の一部は、数年前に稽古でやっていたのですが・・・いつやってもつらい・・・自分の弱点が浮き彫りになります。

宿は鄙びた味わいが懐かしい奥会津柳津温泉です。宴会に出された食事は「新会津伝統美食膳」の献立。福島出身の有名なシェフ達がアドバイザーとして参加した新しい伝統食です。とても美味しかったです。

■2日目 講習会・審査会/斎藤一忌■

翌日は審査に向けたグループ別講習会から始まります。もちろん、基礎筋力をつける為に昨日皆がヘロヘロになった四股立ちとスクワットによる真っ向切りもやりました!!

さて、いよいよ審査会です。日頃の稽古の成果を出すことができたでしょうか?

審査会終了後は、会津新選組まつりで斎藤一忌の行われる七日町の阿弥陀寺に移動。既に来賓と大勢の観光客で境内はいっぱいになっていました。今年は来賓のテントが2張あり、斎藤一の直系の親族の方が10数名来ていました。年々重厚な行事になっていくようです。

焼香の後、無外流居合道連盟の少年部と宗家による演武が披露されました。

合宿というと、普段の稽古よりも厳しい内容でやるというイメージがありますが、学生の頃と違って老若男女入り混じった団体でのそれとなると、そうでもないのが現実だったりします。しかし、今回は基本稽古の中で、宗家自ら前に出て皆と向かい合ってカウントをしながらの真っ向切り。しかも四股立ちや前後スクワット等かなりの負荷をかけての事です。まず気が付くのは我々のほとんどが「四股に立つ」ということすらまともに出来ないという事です。そしてその「四股立ちもどき(塾長命名:仁王立ち)」で100回の素振りをやって股関節がバラバラになりそうになるという情けなさなのです。もちろん、宗家は「居合を人生の楽しみとしてやっている年配者も居る」と理解して下さっての100回止まり。普段、慣れた動きを繰り返すだけの稽古では、「鍛える」事になっていないと痛感した二日間でした。

さて、無事に帰京し、反省会!先生方お疲れ様でした!

実は今年の会津合宿はこれで終わりではありません。この翌日、連休の最終日に頌寶塾では早速講習会を開き、合宿の稽古の復習をしました!合宿に参加できなかった塾生達も集まり、記憶が新しいうちに多くの事を確認しました。