2008秋 会津合宿

 

 
 會津は會津人の国です。日本が、置き去りにしている歴史のひとつが、ここにもあります。
 戊辰戦争で、男装して死ぬまで戦った女達、自分の家族を殺めて戦に臨んだ男達、それがつい百数十年前の出来事なのです。現代で武術を学ぶことを選んだ私達が、もしもあの時代に生きていたとしたら、この手に、刀を握り締めて立ち上がることは、できたでしょうか。
■壱日目■


朝6時過ぎに東京を出発。高速を飛ばして会津若松市に入り、10時半頃に道場に到着。

剣道形からスタートです。
次に全員で無外流表之形20本。それからグループ分けして、段位者は全剣連・全居連の形の稽古です。

遠方からの参加者の中には、居合の稽古は殆ど独りでやっているという人達も居ます。ですから、講習会などで宗家をお手本に全員で同じ形を抜くのは、確認と我流に陥るのを防ぐためにもとても重要なのです。
稽古の後は、級から参段までの審査がありました。

弐段の審査を受けた塾生に、鬼のダメ出しがぐりぐり…

 

夜。これまた合宿の大事な(多分ね)テーマである、親睦会こと飲み会。會津人は酒好きなので、毎回、美味い酒が並びます。どれも冷やでカパカパ入ります。キケンであります!
今回の珍酒はズバリ『米乳』!
見た目は牛乳です↓
死にそうに腹いっぱいになった食事の後は、部屋に帰って二次会。
馬刺しの匂いにつられて行くと、ディープな武道の世界。しかも、この後、コンビニの大レジ袋に入った山ほどのカップラーメンが運び込まれ…

 

 

〆の三次会はホテルのバーでカラオケ~~~♪
また飲んで食って…

合宿に行くと必ず太る!!

■弐日目■


翌朝、雨の音で目が覚めました。

鶴ヶ城の古武道祭はしとしと降りの中。けれども極真館空手の大勢の子供達は元気元気!

 

 

写真の他に演武をしたのは、
少林寺拳法、薙刀、他流派の居合など。
年々、参加団体が増えています。やはり、歴史のある城での古武道祭で演武をすることは名誉なことです。

 

トリは無外流です。
すると運よく雨が上がりました。
後で、口々に自分の日頃の行ないを自画自賛。

 

 

 

古武道祭が終わって、齋藤一忌の行なわれる阿弥陀寺に移動。
この日は『七日町フェスタ』や『会津新選組まつり』なども催されており、市中はとても賑やかです。

 

紅白幕のステージは七日町フェスタです。無外流の組太刀と居合、杖などの演武をしました。

エッ!カレー焼きそば?
何ですか、それは↓

 

 

 

阿弥陀寺での齋藤一忌。
朝の雨で地面が濡れていたので、今年は本堂内で行なわれました。
齋藤一の子孫の方や、幕末史に関する著書で有名な作家の星亮一氏も参列しました。

 

縁のある無外流の、組太刀と宗家による居合の演武。
中に入りきれない大勢の人が建物の周囲にまで鈴生りになる盛況ぶりです。

みなさん、お疲れさまでした!