2008冬 鹿島合宿

 

   鹿島合宿の日が来ると、今年も押し詰まったなあと思います。暮れに皆と稽古をするのは感慨深いです。古い馴染みの人達が、事故も大病もなく過ごせたことを有り難く思い、新しい顔ぶれが、来年も続いていますようにと願う…
 今回は、春に亡くなった塾生が遺してくれた真剣が一振り、彼の代わりに我々の傍らに居ました。
■壱日目■


東京は晴れていたのに
佐原あたりで土砂降り
(ガーン!)。でも、鹿嶋は雨上がりでした。最近、こういう天気のパターンが多い気がする。
明日の巻藁の用意をして、いつもの蕎麦屋で昼食です。
写真は『けんちんそば』。

午後から鹿島神宮の武徳殿で稽古です。
来る度に、こんな道場を建てたいと思うのですが、ここも年々老朽化しており、木の床はつぎはぎだらけ。危うく踏み抜きそうになりました。

まずは、例のぶっとい鍛錬棒でウォーミングアップ!
誰ですか?座ったまま振っている猛者は↑
この日は、暗くなるまで居合と組太刀、脇差の形の稽古。
時間が足りない。合宿も1週間ぐらいできればいいのに…

さて、お待ちかねの宴会です!
今年のメインは、去年、ホテルの手違いで食べられなかったスキ焼。やたーっ!
肉が美味い、もっと肉をくれ~、生卵が足りないぞ~(若い証拠)。
二次会のカラオケは塾長の『花と狼』で幕を開けました。
盛り上がって3時間。

 義理と人情の
     だんだら格子~♪

■弐日目■


塾長の「お前ら、ガンバレ」という眼差しに見守られ、とにかく刀を振ります。
ほのかに酒臭い朝の体育館でした。
今年の締めくくりの試斬。
この1年間の心の穢れを巻藁に移して、ばっさばっさ。
ああ、居合をやっていてよかったと感じます。

君の『遺愛刀』を借りました。

稽古が終わって、温泉に浸かり、こちらも毎年の楽しみ『むかしもりそば』で満腹。

この日は気温が20度ちかくあり、春のようでした。

鹿島神宮に詣でて、古いお札を返し、新しい御守を買いました。
絵馬のツリーには、たくさんの願い事がぶら下がっています。

また、来年も来よう!
1人も欠けるな!と祈りました。