2009春・久喜講習会

 

平成21年5月17日

 年間5~6回の割合で行なわれている無外流居合道連盟の講習会。久しぶりにその模様をお伝えします。
 今年は、11月に全国大会があるので、その日に向けた講習会です。無外流居合兵道・表之形20本から宗家のご指導で丁寧におさらいします。この日、宗家のお言葉で印象に残ったのは、例えば「切り上げた剣先と後ろ足は同じベクトル」であるということ、抜刀等の時に「右手と左手の力は同じ」などです。これらはここに書ききれない内容なのですが…
 日頃、塾長に注意されていることでもありました。

 

 

昔は『納刀』を『残心』と言ったそうです。技術と心、バランスよく上達したいですね。
後半からクラス別の講習に入ります。初心者は納刀や刀礼をもう一度しっかり覚えます。

 段位者は、長沼先生から居合の体捌きについて講習を受けた後、宗家から体術をまじえた短杖と剣術の講習を受けます。本当に、時間が足りない!内容的に少なくとも3日間は欲しい(気持ち)です。もっとも、本来、日々の稽古で培うべき基本なのですが…

 講習会の後は居合道の審査です。下の写真はこの日、3級~1級に合格した塾生です。初審査だった人達はこの日の心境を忘れずに、次へ向けて頑張って下さい。



WN

 講習会は生憎の雨でしたが、僕も含め皆さんのやる気は、この悪天候を吹き飛ばす勢いでした。
 基本の形を20本指導して頂き、その後でそれぞれの段・級に別れて先生方に指導して頂きました。
 今回、段以上の人は居合、短杖の他に体術の指導もして頂き、とても有意義な1日になりました。
 また、短杖、体術、剣術をするにも、ほとんどの動きが居合に含まれており、居合の基本稽古がどれだけ大切なものかを思い知らされる1日でもありました。
 僕もいよいよ大学生になり、やるべきことも増えてきましたが、自分のペースで確実に前に進んでいきたいと思っています。そして、みなさんと一緒にいつまでも稽古していきたいと思います。