2018秋 会津合宿

会津合宿2018

第十三回
會津鶴ヶ城古武道祭

平成30年9月16日~17日

1日目 講習会

暑い暑いと言っているうちに8月も終わり、季節は初秋の9月半ば。今年も会津合宿に参加しました。今回は時間に少し余裕があり、途中休憩と昼食をしっかりとることができました。

収穫を待つばかりの黄金色の大地が広がる、美しい福島。思わず「ただいま!帰ってきたよ」と呟きます。
本日の講習会場は、宿泊する温泉施設に隣接する体育館です。久しぶりの利用です。

宗家とともに全員で居合の表之形を抜いた後、神道夢想流杖道、中和流短剣術、糸東流空手道など自分が学びたい種目に分かれて、時間いっぱいまで稽古をしました。

温泉宿には地元特産の薬用人参風呂やサウナ・気泡浴等8種類の風呂があり楽しく汗を流せます。食べきれないほどのご馳走で親睦会の後は、恒例の桜の会。今回ご紹介の会津の地酒は「笹正宗」。まろやかな甘みと華やかな香りの良酒でした。

2日目 會津鶴ヶ城古武道祭/講習会・審査会

昨夕から雨だったので、屋外行事に一抹の不安を覚えます・・・予報では昼頃に一時晴れるとのこと。鶴ヶ城に到着し、いよいよ13年目の会津古武道祭の始まりまです。

歴史的舞台となったお城の前で演武をしたいという団体は年々増え、全参加者終了まで数時間がかかるお祭りに成長しました。途中で予報通り風が出て雲が流れ、トリを務める我々無外流の演武の頃には、晴れ渡って強い日差しが降り注ぎます。
居合道の団体演武では六段以下の全員で形を抜きました。

お城を背景に記念撮影。ここで青空が写るのは数年ぶりではないでしょうか。
午後からは市内の総合体育館に移動して、講習会と審査会が行なわれます。

この体育館は何度か利用していますが、地階のサブアリーナに入るのは初めてです。広々として床もピカピカ。綺麗なコートでした。

昨日に引き続き、種目を各自自由に選んで稽古をします。2日目は短剣術のかわりに一心流鎖鎌術が加わります。

合宿の最後は審査会で締めくくります。頌寶塾からは大阪支部生が居合道の昇級審査に挑みました。

帰途に就いたのが遅かったため夜になり、いつものSAでの記念撮影はできませんでしたが、東京に戻ってから参加できる者のみでステーキ屋さんに立ち寄りました。2日間お疲れさまでした!

赤い野点傘が素敵なこの場所は、鶴ヶ城内にある「麟閣」という茶室で、千利休の子・少庵が建てたといわれています。いつか立ち寄ってゆっくりしたい美しい建物でした。

一年の中でも降雨量の多い9月。今年も降ったり晴れたりの合宿となりましたが、新しいことや久しぶりのこともあり、思い出に残るいい合宿となりました。
宗家はもちろんのこと、主催して下さった寶祥会の皆さんに感謝いたします。