2010 鹿島合宿

鹿島合宿
平成22年12月25・26日

 14回目の鹿島合宿。
 今回、幹事役のA支部長からその回数を聞いた時に、正直驚きました。もう、そんなになるのかという気持ちです。
 
 これまで、いろいろな出来事がありました。
 14回の全てに参加しているのは、ほんの数人で、あとは、新しく入塾した人達です。
 集合写真を見ると感慨深いです。これからは、古い顔を残しつつ、新しい顔を増やしていきたいと思います。

■1日目■


 朝、都内の駅前から車に分乗して出発!最初の交差点を過ぎたあたりで「ん?なんかヘンだな」と、思った瞬間、本人から電話が。
「もしかして、自分は置いて行かれてしまったのでしょうか?」
ごめんね、1人置いて来てしまいました。

ちょっとしたアクシデントもありましたが、無事、施設に到着、翌日の試斬用の巻き藁を水に漬けてから、鹿島神宮に移動。参道にある馴染みの蕎麦屋で昼食、その後、神宮武徳殿で稽古と、いつもどおりに、順調に進みました。

 今日は無外流居合兵道『太刀打之形』と『脇差之形』を中心に稽古をします。脇差は小刀ではなく、定寸の1尺6寸を使用します。
 また、体の使い方の稽古では、斬る時の腰の入れ方、股関節の締め方などを詳しく習いました。

 今回の武徳殿はとにかく寒かったです。それでも、元気に稽古を終えました。
 先日の審査で昇級した塾生に、免状が授与されました。

 施設に戻り、巻き藁の上下を入れ替え、水を継ぎ足します。
 夜中は零下になるというので、ビニールで大事に養生しておきます。

 宴会は茨城県名産のあんこうの鍋です。体が温まります。
 さて、初参加の人も居るというので、端から自己紹介。高校生になったばかりの頃に入塾したN君も、今年は皆と酒の飲める年齢になりました。

■2日目■


 翌日は体育館で試斬講習会です。

 初めての試斬、どころか、真剣を振るのも初めてという参加者も居ましたが、普段の稽古の中で、正しい刃筋で振っていれば、ちゃんと斬れます。
 自分の刀の振り方を確認するいい機会です。

 二日間に渡る合宿が終了しました。
裕に3人前はある田舎もりそばでお腹いっぱいになったら、締め括りは鹿島神宮への参詣です。
 今年一年、無事に過ごせたお礼と、皆それぞれ、胸にあるさまざまのことを祈ります。

 合宿でお世話になっているスポーツ施設では、たくさんのウサギを飼育しています。来年は卯年なので、記念に撮影してきました。かわいいですね。

 頌寶塾と塾生達にとって、来年が良い年でありますように!