2011夏 静岡試斬道合宿
暑さ厳しい7月末、頌寶塾静岡支部で合宿が行なわれました。
静岡支部は新しい塾生も増えてきています。親睦を兼ねて東京からも車を連ねて塾生が参加しました。
下りの東名高速は、危惧していたほどの渋滞もなく、静岡道場に到着です。
1日目は試斬の稽古です。
静岡支部が用意してくれた巻き藁の数は、なんと1人5本!長沼先生の指導の下、ひたすら斬ります。
袈裟斬りで、刀が巻き藁に引っかかって止まってしまうのは、普段の稽古時に、袈裟斬りができていないということです。
居合の形をやっていて、自分ではできたつもりでいても、実は刃筋が通っていなかった、などの確認ができます。
また、巻き藁は斬れても、その断面をきちんと見てみましょう。袈裟のつもりが、ほとんど横一文字になっていたり
逆に断面がタテ過ぎたりしていませんか?前者は力任せに刀を振り下ろしたから斬れただけ
後者は、普段、刃音を立てようするあまり、刀をタテに振り過ぎているのかもしれません。
試斬と形は表裏一体です。双方から学び取れることを心に留め、普段の稽古に活かしていきましょう。
さて、夜は楽しい懇親会(カメラ持って行くのを忘れました)。焼肉が美味しい居酒屋で、自己紹介等
西原支部長の進行で和やかに過ごし、かなり満腹しました。そのあと、カラオケルームで二次会。夜は更け・・・・・
2日目は神道夢想流杖道と、前日、仕事等で来られなかった人達の試斬と、グループ分けしての稽古です。
昨日に引き続き、非常な暑さの中、皆、汗をたっぷりかいて、元気に稽古をします。
日頃体内に溜まっている老廃物も、夏の自然な暑さと稽古によって、体外に流してしまいます。
始めて間も無い人も居ますが、静岡支部の人達が上達しているので驚きました。
杖道も、居合道と同様に、日常の体の無駄な動きが反映されます。
初心者ほど、居合道の時に注意されるのと同様の点を指摘されることが多いでしょう。
杖道は、居合道と並行して稽古をする事により双方に参考になることが無数にあります。
それを考えながら稽古をすることで、この武道が深まってゆくように心掛けましょう。