2011 第3回 塩川杯


優勝から三位までに入賞した人達(全体)です。
頌寶塾は今年から、杖道級外の部に出場しました。

【頌寶塾 成績】
■居合道■
初段の部…準優勝・三位
弐段の部…優勝・三位
参段の部…三位
■杖道■
級外の部…優勝・準優勝

【出場団体】
寶祥会
心伝会
陽山会
不動智古武道の会
頌寶塾

■3日(土)  講習会・審査会・懇親会■


朝から夕方まで、長時間の講習会です。
入塾したばかりで、初めて講習を受けた塾生達には、ハードかもしれません。夕方から審査があるので、緊張感で一杯の様子です。

宗家と共に、表之形20本を抜きます。
これは、この日の審査と翌日の大会(審判)を前に、師範方から初心者まで、全員で行なう形合わせと考えると、とても大切です。宗家の仰る各形の注意点を全員がしっかり胸に刻まなければいけません。

審査は年に数回ありますが、最も緊張するといわれている、塩川杯前日の審査。

いつもよりも、はるかに大人数の門下生達がシンと静まり返って見つめる広い会場の中に、名前を呼ばれて進み出ます。

大会の会場設営をみんなで終えて、塩川杯の前夜祭たる懇親会へ!

考えてみれば、講習会よりも長時間、飲んでいる人も・・・
締め括りは、3次会。寶祥会會津支部さんの差し入れてくれた美味すぎる馬刺しで。

■4日(日) 塩川杯■


翌日。
いよいよ『第3回 塩川杯日本古武道大会』の開催です。この日のために、忙しい毎日の中で、時間をつくり、稽古を重ねてきました。

午前中一杯をかけて、最も参加人数の多い、居合道の部の戦いが繰り広げられます。

午後は、師範演武の後、糸東流空手道、神道夢想流杖道のトーナメント戦が始まります。

頌寶塾は、杖道級外の部に初参戦です!

長い二日間が、終わってみればあっと言う間です。
無事に、3回目の大会の幕を閉じました。そして、この瞬間から、各々が、自分の課題を持ち帰り、再び、次の塩川杯に向かって稽古を重ねていきます。

今年は、3回目とあって、会場慣れてきたせいか、運営もスムーズでした。なにより、会場設営等、人手が必要な場面で、塾生達が積極的に働いてくれたことに、感心しました。
入賞することはもちろん素晴らしい成果ですが、それだけが成長ではありません。
初めて顔を合わせる他の会の人達と協力し合って大会をつくり盛り上げること、自分に何かできることが無いか探そうとする気持ち。それらは、道場などの限られた場面だけではなく、日常に活かせる能力です。

武術だけではないことも、自ら気づいて学んで欲しいと願っています。