会津合宿 後編


幾人の涙は石にそそぐとも
       その名は世々に朽ちじとぞ思う
   
    (会津藩最後の藩主 松平容保公)

城下町のシンボル『鶴ヶ城』。
苛酷な運命と時代の流れに巻き込まれ
戊辰戦争を最後まで戦った会津の城。
わずか百数十年を経て現在
雲ひとつ無い蒼穹に美しい白壁は映え
悲史から再生した輝く姿を見せてくれました。

●2日目(9/26日曜日)

斉藤一忌古武道祭・会津新選組まつり
午前中は斉藤一忌古武道祭。
鶴ヶ城を舞台に様々な演武が披露されました。
会津はその歴史柄、市民の武道への関心は非常に高く
観客のごく普通のおば様たちからも遠慮会釈の無い評価が聞こえてくるのです。
本日参加の皆さんと城を背景に記念撮影です。
正午の日差しが本当にまぶしかった…
締めくくりに全員で、鶴ヶ城に敬意をこめて無外流居合兵道の形を抜きました。裸足に草がひんやりと心地よく、皆のびのびと演武していました。

会津まつりの童子行列が続々と本丸に到着。
私達は入れ違いで、次の会場へ…

さて、午後からは舞台を移して
無外流ゆかりの斉藤一の墓所の在る阿弥陀寺へ。
会津新選組まつりの行列も合流。
浅黄色の陣羽織と『誠』の旗が風に翻っていました。

こちらでは法要の後、境内にて奉納演武。
斉藤一の弟のお孫さんが、賓客として参列されていましたが…似、似ている!!

阿弥陀寺の後は近くの広場にて会津新選組まつり・七日町フェスタのイベントに参加。演武を披露しました。

最前列で目の当たりにした両宗家の杖と真剣の演武。
瞬きするのももったいなくて、写真もこれ1枚きり。

こうして、会津での二日間が過ぎました。
秋の連休ということもあって、街のあちらこちらで
いろいろなお祭り・イベントが行われており
露天やパレードなど、たいへんな賑わいでした。

皆さん有難うございます。とても楽しかったです。
秋色に染まりつつある磐梯山と
刈り入れを待つばかりの黄金の穂波を夕日が照らす中
後ろ髪を引かれる思いで
高速道を東京に向かってひたすら、ひたすら…
渋滞ひどかった~(‘A`;)