2007初夏・久喜講習会


本日、居合や短杖の審査を受ける人達。
激励まじりのプレッシャーをかけられ、
ほのかに引きつる笑顔。
久喜で恒例の無外流居合道連盟講習会。
雨も降っていないし、今日も颯爽と参ります!
始まりは、無級の初心者から五段位まで全員が宗家のご指導で表之形20本を抜きます。
基本中の基本。
毎回のことなのに、毎回新鮮な発見や納得。
面白いなぁ、と思いつつなんとなく、ウチの塾生のほうを見ると、宗家を見つめる目が輝いている。
(はまっている…)

自分も夢中になってしまって写真を撮るヒマがありませんでした。

短い休憩の後、クラス分けしての稽古。他会の先生方からもご指導頂きます。同じ事を習うにも、先生によって視点が違っている。連盟講習会ならではの興味深いことのひとつです。
最後に、居合の審査を受ける人達と、短杖の講習会を受ける人達を分けて、短杖は、宗家のご指導です。
体捌きが難しい。
宗家は重戦車のようなボリュームの方ですが、それが本当に軽やかにスタッ、スタッと、それでいて『重く』それでいて『止まらない』。何と表現すればいいのでしょうか・・・。
稽古の後は居合道と短杖術の審査です。
新しい仲間達が、無外流を好きになってくれて、一生懸命稽古をして、こうして審査を受けているのを見るととても嬉しいです。

全員合格!
来る度に思うのは『講習会』や『審査』というのは、普段の稽古でやっていることの確認やまとめであるということ。
いつも長沼先生から教えてもらっている体の使い方が、どれだけ肝心なことか身にしみます。もちろんまだまだ『できる』というには程遠いのだけれど、短杖への入門が比較的スムーズだったのは、それ以前に組太刀や居合で体捌きの稽古を重ねてきたからです。
そして同時に『講習会』は発見の場でもあります。
宗家から毎回もたらされる武術の新しい事柄のなんと刺激的なことでしょうか。
「今日の全てではなく、ひとつでもふたつでも持ち帰って道場でやり直してみるものがあればいいと思います」というお言葉。本当に、今すぐ道場に帰って、やってみたいことがいっぱいです。

そして、『今日の大事なことを忘れないうちに(←ここポイント)講習会の内容について話し合い武術に対する活発な討論を交わしながら己の反省点を探る為なじみの料理屋さんで会合』略して『飲み会』。

「ソース取って~」
ここは、豚カツが最高なんです。大きな壷に入ったソースをたっぷりかけて…。

支部長は静岡に帰るので、一足先に、前回の審査で合格した短杖の免状を先生から頂きました。
静岡支部 塾生募集中!
お申し込みは『見学フォーム』
からどうぞ!!

 

今回は、昼食などの長い休み時間は無く、稽古内容の切り替え毎に数分間の休憩をさしはさんで、始まりから仕舞いまであっという間の約6時間の講習会でした。

冒頭に『目が輝いている』という話をしましたが
本当に好きなこと、興味深いことに出会うと
人間の目ってキラキラするのです。
何もせずとも瞳の澄んで輝いている子供時代からウン十年。
いや~オトナだってまだまだ輝きますよ!