2016秋 会津合宿

↑笑っているけど、このとき大雨。

会津合宿2016

第十一回會津鶴ヶ城古武道祭
斎藤一忌

平成28年9月21日~22日

■1日目 講習会■

週間予報では台風16号がまさに会津を横断していく勢いだったのですが、迎えた当日はその進路も南に逸れ、会津合宿史上初の「台風合宿」はどうにか免れました。皆の顔にも安堵の色。

今年は集合時間が午後だったので、東京組は朝8時出発で間に合いました。途中、猪苗代の蕎麦屋で昼食をとってから、講習会場の柳津町へ!

1日目は長沼先生の指導で講習会が始まりました。刀を振る際の体の使い方などについて、丁寧な指導がありました。

初日が平日にも関わらず、予想外の人数が合宿に参加しました。
夜の宴会も地元の素材を使って丁寧に作った料理。とても美味しかったです。

■2日目 会津鶴ヶ城古武道祭/講習会・審査会■

翌日、今にも降りそうな空模様。古武道祭の行なわれる会津若松市内は既に降っているという情報です。
まずは鶴ヶ城の武徳殿で稽古をします。

斎藤一忌が、9月24日となったため、今年の合宿は残念ながら重要な行事が一つ減ってしまいました。さて、様々な武術団体か出演する中で、主宰側である我々の演武はプログラムの最後になります。ところが、その内に見に来て下さった人達の上に、空からぽつりぽつりと雨粒が落ちてきて、演武をする頃には結構な降りに。今年で11回目の古武道祭ですから天気の悪い日もありましたが、2008年に次ぐ雨降りになってしまいました。

記念撮影も済み、古武道祭が無事に終了しました。そして雨脚の強まる中、本日の講習会場へ。

この後行なわれる審査に向けて、稽古にも熱が入ります。

いよいよ審査会です。皆がんばれ!

今年の会津合宿は、天気はあいにくでしたが、稽古の実としてはこれまでにないものになったと思います。2日目の講習会の時、我々は岡崎宗家からお言葉を頂きました。それはいつ誰が言われてもおかしくない内容でしたし、あの時あの場所に居た者だけではなく武術団体に属している全ての人間が聴くべきお言葉でした。けれど、受け取る人間が10人居れば10通りの解釈をされ、既にそのお言葉が独り歩きしてしまっているのを目の当たりにするにつれ、人は結局は自分に都合のいいものしか受け入れないという事実を改めて感じています。そうであればこそ尚のこと、あの瞬間に何度でも立ち返り、誠実にそのお言葉と向かい合わなければなりません。そして、そのお言葉が、いつも塾長から言われていることと、やはり同じであることに、何人の塾生が気づいたでしょうか?

おまけ

大雨のせいで、帰路いつもの場所で記念撮影ができませんでした・・・・

これは、宿から見える名刹「福満虚空藏菩薩圓藏寺」です。
いつかの晴れた日に撮影。